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2006年03月14日

諦めない!

朝一、ある方のブログをなんとはなしにみていて、明日が確定申告の締め切り日と知り、愕然とする。明日は卒業式で会議も入っているし、どう考えても無理じゃん、と。というわけで、朝から急遽予定を変更し、源泉徴収やら経費となる領収書やらひっかき集めて、エクセル君をパタパタ打って、税務署の特設会場へ。タッチパネルの操作をしてくれる女性の顔に何となく見覚えがあるなぁ・・・と思っていたら、ハタと気づいた。こないだ研究室に訪れた、他のゼミの学生さんじゃないか。ああ、こういう収入なのね、とまるわかりだよなぁ・・・と思いながら、まあしゃあないか、と特別会場を後にする。

そして大学で二仕事終えて帰宅。今宵は9時15分からテレビに釘付けだった。それは、NHKのプロフェッショナル。今日の特集は、以前お世話になった竹岡先生が出ていたのだ。

僕は実は竹岡先生の授業は聞いたことがないのだが、竹岡先生と一緒に仕事をしておられる恩師のT先生を通じて竹岡先生と出会い、また竹岡先生は高校の先輩、ということもあって、数ヶ月だけ、竹岡先生の塾で教えさせて頂いたこともある。そういうご縁もあって親近感を抱いていたのだが、今日、竹岡先生のドキュメントをみていて、あらためて実感した。そう、「なにくそ! 諦めるもんか!」 このマグマのような想いが、竹岡先生や恩師のT先生、そして僕は同じなんだ、と。

番組の中で、竹岡先生は「きっかけをつかめば自ら伸びる」とおっしゃっていた。これは、塾講をしていたタケバタとしてもまさに実感することだ。僕も、K学院やM塾で高校生や予備校生と真剣勝負をしていた頃、心からそう思った。「どうせ俺なんて」と自分を低く評価している人は、どれだけ基礎学力やIQというものが高くっても、伸びることはない。逆に、「なんとかしたい!」「なにくそ!」「諦めたくない!」と強い気持ちを持っている学生なら、その人の基礎学力がどれほど低くても、極端な話、高校3年生で中学英語があやふやでも、1年根性を本気で出せば、相当な努力が出来て、それが実る、ってことを。 そう、僕は塾講をしていた12年間で、諦めずに本気でものごとに取り組めば、人は本当に変わる、ということを身体で覚え込んでいたのだとおもう。

ただ、この数年の間に、偏差値至上主義からは完全に抜けきってしまった。正直言うと、国立の研究中心の大学より、手前味噌になるが山梨学院のような私学の方が、教育という面で本気になっている先生方は多い。それは、母校と比較してもそう思う。だから、闇雲に偏差値のみで大学を計るのは、ちょっと違うんじゃないの、と思う。むしろ、その現場に置いて、社会的に評価されている地位なりステージに甘んじて、それ以上の努力をしないことの方が、大いなる問題だと思っている。去年一年教えてみて、我が大学の学生さんの中には、小さくまとまろう、とか、どうせ自分なんて、と過小評価している学生さんがいるのが少し気になった。そうやって自分の評価を下げているのも、実は自分なんです。「なにくそ!」と思って、諦めずに、自分はこういう風になりたい、と目を輝かしていれば、きっと自分の夢はかなうのだ。

僕自身、ずっと「なにくそ!」と言い続けた10代、20代だった。いろんなことがうまくいかず、諦めかけたり、挫折しかかったりもした。でも、そのたびに、色んな方々に支えられ、助けられ、励まされるなかで、「
なにくそ!」「諦めるもんか」と歯を食いしばってきたのだと思う。確かに楽じゃない。でも、そうやって、人生で一度は大勝負を張って、必死こいてがんばるからこそ、次に向けてのビジョンが、その必死さのなから、徐々にジワジワ出てきたと思う。簡単に「どうせ」とは絶対に言いたくない! これが、僕の数少ないこだわりだ。普段の日常生活には、あんまりこだわりがなさすぎて、非常識とも言われるが、でも、この「諦めたくない」というこだわりだけは絶対に捨てたくない。その人の人生は先天的に決められているのではない。本気になって、ある対象とがっぷり向き合う中で、醸成されていくものなのだ。だから、僕はいつまでも自分と向き合う学生さんには「なにくそ!」「諦めんぞ!」という想いは伝えていきたい。そう感じている。

投稿者 bata : 2006年03月14日 22:24

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