2012年01月29日:両端を眺めながら
この週末、二つの「端」を眺めている竹端がいた。一つの端は、最先端の方。土曜にうちの大学で行われた「生涯学習フォーラム」で、基調講演の渡邉先生の話が面白い、と同僚から伺い、潜り込んでみた。確かにお話はメチャクチャ刺激的だった。「できごとの実相を伝える多元的デジタルアーカイブズ」というタイトルは、僕には最初ちんぷんかんぷんだったけれど、長崎や広島の原爆体験の記憶を、グーグルアースとくっつけながらウェブ…
2012年01月22日:支援の閉塞感の彼方に
「優れた知とは、それが知ることのできないものの前で立ちどまる。」(『荘子に学ぶ』ジャン・フランソワ・ビルテール著、みすず書房、p60)こないだ神保町の本屋で買い求めた新刊は、それまであまりご縁がなかった「荘子」を、哲学者という視点で捉えなおし、その本質を実にわかりやすく伝えてくれる、おそらく「今年最大の収穫(の内の一冊)」になる、キーブックであった。その本を読み進める途中で、たまたまアポイントを入…
2012年01月12日:創発の渦の螺旋階段的拡大
今日の講義で、NPO法人子育て支援センターちびっこはうす理事長の宮澤由佳さんにお話頂いた。彼女の20年に渡る社会起業家の軌跡をうかがう中で、ふと創発の渦の螺旋階段的拡大の姿が目に浮かんだ。忘れないうちに、そのことを書いておきたい。ここ最近、コミュニティの本を読みあさってエントリーしてきたが、社会を変える渦は、必ず個人の思いからスタートする。しかも、単なる思い、で留まらずに、その思いから仲間が増え、…
2012年01月10日:共同体の「古層」にある内在的論理
最近、「偶然」の出来事のなかに、積極的な意味を見出そうとしている。(消極的なそれは運気を下げそうなのでしませんが・・・)実は今日主題として取り上げる内山節氏の『共同体の基礎理論』(農文協)は、短期間で2冊、購入している。最初、12月のクリスマス前に買い求め、赤線書き込みをルンルンしながら読み進めていた。だが、暮れに妻と東京に遊びに行った際、朝7時過ぎに甲府を出た「かいじ」の11号車5番A席の前のポ…
2012年01月09日:ボトムアップ型の創発と自己組織化
今年最初のブログも「コミュニティ」の問題に触れる。実は、このブログを読まれている、以前仕事をご一緒にした事がある方から、コミュニティについての勉強会のお誘いを頂いた。そこで題材にするのが、以前のブログで取り上げた『コミュニティ・デザイン』、前回のブログで紹介した内山節氏の『共同体の基礎理論』、そして今日ご紹介する『コミュニティのちから』である。この『コミュニティのちから』は、名著『ボランティア』…