2010年08月31日:今日の部会の意見書です
今日は内閣府障がい者制度改革推進会議、総合福祉法部会の第6回目が開かれている。毎回、膨大な意見書を書いて、議論をしてる。今日の部会では、作業チームを作って10月以後個別論点について議論がされるということなので、いよいよ秋から冬にかけて、根を詰めた議論になるだろう。取り急ぎ、今回の私の意見書です。--------------(第6回総合福祉部会)「障害者総合福祉法」(仮称)の論点についての意見提出委…
2010年08月30日:「自分の監獄」への気づき
旅に出る前は、しばしばとっちらかっている。今回は明日からスタートするのだが、物理的に見ればスーツケースは既に成田空港のホテルに送ってしまったので、余裕はある。だが、心理的にあれやこれや気がかりなことが詰まっている。イギリス出張の予習がままならない、依頼された学会誌の原稿の構想は練ったが一行もかけていない、帰国後の〆切のある仕事も出来ていない、別の査読誌から「修正の上で掲載可能」と言われたが、その手…
2010年08月28日:中身の問われる「ポジティブ」
前回のブログでギデンズ・渡辺氏の著作に基づいて「ポジティブな福祉」についてのコメントを書いておいた。何というシンクロニシティなのか、一昨日あたりにリリースされたばかりの今年の厚生労働白書をみてみると、「参加型社会保障(ポジティブ・ウェルフェア)の確立に向けて」とある。早速、中を覗いてみると、こんな風に整理されている。・「機会の平等」の保障のみならず、国民が自らの可能性を引き出し、発揮することを支援…
2010年08月24日:「ポジティブな福祉」への道程
韓国から帰国した翌日から、スウェーデン・イギリス調査の仕込みを始める。気がつけば、来週行くんだものねぇ。まだ、全く予習もしてないし。旅行会社への手配メールや現地でお世話になる方への連絡などを済ませながら、ふと書架を眺めるとギデンズの本があった。タイトルは「日本の新たな『第三の道』」(ダイヤモンド社)とある。ギデンズと共同研究を進める渡辺聰子氏との共著。目次読書をしていると、「『欧州社会モデル』から…
2010年08月22日:関連づけを意識する
今日は金浦空港から。行きは成田-仁川、帰りは金浦-羽田と飛行機を変えてみた。金浦空港は免税店はショボいが、市内からのアクセスは良い。奥さま向けの化粧品は金浦空港で買えたので、用は済んでしまった。あと1時間ほど待ち時間があるので、いつものように旅のまとめを書いておきたい。ソウルは行きは2時間半、帰りは2時間で着くので、東京からなら沖縄に向かうのと同じ感覚。もちろん、言語や文化は違うが、今回はその違い…
2010年08月21日:亀のようだが進んでいます
海外学会の話、です。ちなみに、ツイッター的に言うと、ソウル、なう。以前に何度か書いたが、海外の学会で日本の細かい制度の変遷や、その中での問題を述べても、外国の聴き手には理解してもらいにくい。それで、前回のイスタンブールの発表くらいから、聴き手を意識した発表を心がけてきた。また、学会の参加者の属性や興味も気にするようになった。今回は社会政策の研究者の集まりなので、なるべくマクロな理論や制度的な話を…
2010年08月15日:<制度化>への「地すべり的」移行
ここしばらく、連関読書に精を出している。以前から何となく趣味で読んでいた「気になる本」を、改めてその関連性を強く繋げながら、自分の「いま・ここ」に引きつけながら読み始めている。その断片を、少しこのブログで整理してみたい。「われわれが自明のものとしている<世界>が、実はさまざまの可能的な<かたち>のうちのひとつにすぎないことを忘れてはならない」(鷲田清一『現象学の視座』講談社学術文庫、p165)こ…
2010年08月14日:まず自分の畑を耕せ
ずっと昔も書いた事があるかもしれないけれど、僕は休むのが上手ではない。受験勉強時代、ダラダラずっと勉強し続ける環境にいたトラウマがまだ残っているのか、何だか休みの日にスコーンと何もかも忘れて遊ぶ、という余裕があまりない。ゆえに、結婚して奥さんと晩酌するようになって、ずいぶんスコーンと忘れられるようになったのは、誠にありがたい。ついでにいえば、彼女はそのオン・オフの切り替えが抜群であり、随分学ばされ…
2010年08月11日:即効性と種まきの弁証法的統一に向けて
今日は最終の「ワイドビューふじかわ」。先週の土曜日に乗って以来なので、まだ一週間も経っていない。だが、先週のことが遠い過去のように、ここしばらくも濃密な日々が過ぎ去っていく。今日は三重からの帰り道。 以前から何度か触れているが、三重県の障害者福祉に関する特別アドバイザーの仕事をこの3年間、させて頂いている。山梨でも4年間させて頂いていて、両県の現場に関わることで、僕自身が学んだことは数限りない。山…
2010年08月07日:ミッションを考える
今日の身延線は遅れている。市川大門の花火大会の影響だそうだ。そういえば何年か前、北海道からの帰りの高速バスが、石和の花火大会の終わった直後に突っ込んで、大変な思いをしたことがある。ま、夏は仕方ないよね、と思いながら、亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」を読み始める。昨日今日と大量のアウトプットをしたので、全く別のコンテキストのインプットを心から求めていた事がわかる。おかげで、小説はするすると心に染み…
2010年08月02日:風が通る本読みとは(後編)
「メルロ=ポンティの最初の著作『行動の構造』は、動物の行動の発達の過程を明らかにしながら、その中に人間の行動を位置づけようとしています。これは、ゴルトシュタインの全体論的神経生理学によりかかりながらやった仕事です。次が『知覚の現象学』です。この本ではゲシュタルト心理学のもつ哲学的な含意を洗いざらい明るみにだそうとしています。メルロ=ポンティをはじめて読むと、神経生理学や心理学の話ばかりでてきて、ど…
2010年08月01日:風が通る本読みとは(前編)
35歳にして、遅まきながら、生まれ変わりはじめている。変な話だが、文字通り、今年は世界が違って見えている。最近あちこちで「タケバタさん、痩せましたね」と言われるが、確かに1月には80キロを越えていた体重は、71キロ前後まで落ちた。お陰でユニクロでスラックスを二本、チノパンを一本、半パンに短パンも買った。特に82キロを超えていた頃のジーンズなどは、ダイエット広告そっくりにブカブカである。結局ズボンは…