2009年05月31日:役割期待と心の余裕
  気がつけば5月末。 先日、父の誕生日のお祝いの電話を実家にかけた際、両親から「ちゃんと休んでいるの?」と言われる。そう、実家にいた10代後半から落ち着きのなさに拍車がかかり、大学生以後、ずっと"バタバタ"が代名詞だったのだ。そういう癖をよく知っているが故に、慶賀の電話でもご心配いただく。 いえ、最近は案外休める時もあります、と答える。 確かに昨年度は前期に東京の大学で非常勤(お世話に…
2009年05月20日:「理想(ねがい)」と「現状(いまのまま)」
  ここしばらく、1冊の小説を読んでいる。文庫本で700ページもある大作。読めるのだろうか、と疑心暗鬼で読み始めたら、何だか不思議な魅力にとりつかれ、ずっと読み続けている。その作品世界の面白さもさることながら、登場人物の発言の中に、思わずハッとさせられる場面が度々あるのも惹きつけられている理由かも知れない。例えばこんなところ。 「頭のなかの理想(ねがい)は、すぐそのまま現実(まこと)の政…
2009年05月14日:私は誰?(増補版)
  変なエントリーで、すいません。 実は、この春、当スルメHPをブログを除いて閉鎖したのでありますが、その際、自己紹介ページも省いてしまいました。なので、たまたま覗かれた方は、いったい誰だよ、とお考えかも知れません。じきに最低限の自己紹介を掲載する予定ですが、名無しであれこれ無責任に書くのはいやなので、とりあえず最低限のご挨拶を。 タケバタと申します。大学教員をしております。くわしくは、…
2009年05月06日:参与的客観化
  連休の最終日に、以前からしたかったファイルメーカーによる研究メモの構築がようやく完成。で、その第一号として、こないだ読んだブルデューの著作を読み返しながら、抜き書きとバタメモ、という形で30弱ほどメモしていく。そして、その最後の「抜き書き」を前に、考え込んでしまった。 「社会学者とその対象のあいだの関係を客観化することは、今のケースからはっきりわかるように社会学者がその対象に思い入れ…
2009年05月04日:風通しの良さ
  この連休はどこにも出かける予定はない。こないだのアメリカ調査で調べたことの一部をある雑誌で報告する事になり、その原稿書きに休みを使うことに。そんな半分仕事モードの連休初日、ジムに行く途中の本屋で偶然出会った一冊から、実に多くのことを気づかされ、学ぶことが出来た。 「国家指導者が本腰を入れて貧困と戦えば、十五年で『半減』どころか、貧しさを知らぬ世の中さえ無茶ではない。それでも、貧困削減…