2009年03月30日:みんな同じ
  苦労をされているのだな、とよくわかった。 新聞記事で目にした、「英語のバカヤロー」(古屋裕子編、泰文堂)。12人の帰国子女ではない日本人研究者が、英語とどう格闘したか、のインタビュー集。自分自身も勿論ネイティブではないし、英語が母国語の国に暮らした事がないので、非常に興味津々に2時間弱で読了。スウェーデンで半年暮らしたが、その時はアヤシイ英語でごまかした。だが、カリフォルニアなどで、…
2009年03月27日:「知の官僚制化」を超える編み込み
  以前、久しぶりに我が家の本棚を整理したと書いたが、その際、いろいろ面白そうな本を発掘する。発掘、なんていうか、もともとは自分が買ったはずなのに、忘れていただけだ...。情けない。ま、でも読んでよかった。 「人文・社会科学が、生活人から浮世離れの所作のようにおもわれているのは、日本に特有な輸入学問のせいばかりではない。学者流儀の認識が、生活人の実践の論理とちがう理論的論理だと多くの人び…
2009年03月25日:私の両義性
  身延線の沿線ではそこかしこで桜模様が見え始めている。ここ数日、寒の戻りはあるものの、春はいよいよ目前に来ているようだ。 月曜から3日ほど、大阪と三重に出かけてきた。毎日違う現場で、いろいろな人とやりとりする機会もあった。久しぶりの友人や先輩との語らいのチャンスもあった。そうして、いつもとは異なる場所で話をしている中で、改めての自己定義、というか、自分のやっている方向性のようなものが、…
2009年03月22日:念願の...
  自宅の書斎の片づけをした。ほんと、荒んでいた。 本棚だけでなく、机の上も本が散乱し、にっちもさっちもいなかなった。アメリカ出張中にパートナーが服の移動を行って下さったのはよいが、その残骸が書斎に溜まっていた。そして、出張帰りのスーツケースやら、色んな書類やらが、地べたにどかどか、ぐちゃぐちゃ...。それをみて、益々片づける気力が失せ、いつしか書斎のPCの前からも遠ざかり、そしてこのス…
2009年03月12日:民主主義の絶対条件
  ジェラルド・カーティスと言えば、日本の政治に精通しているアメリカ人研究者。彼が大学院生の時に大分の自民党議員の選挙事務所にボランティアで入り込み、日本の選挙風土を実に丁寧にフィールドワークとしてまとめた出世作「代議士の誕生」(サイマル出版会)は、読み物としても大変面白い。現場にじっくり入り込んだ上で、その現場から一歩引いて日本の政治風土全体のコンテキストの中で問題点を指摘する。彼のク…
2009年03月06日:積極的中途半端さ
  成田エクスプレスの車内は暖房が効きすぎた。Tシャツ一枚で、雨模様の空を眺めながら、しかし車窓から梅の花を見て、帰国した事を感じる。 2週間弱、サンフランシスコに調査に出かけていた。これで4度目になる彼の地での障害者の権利擁護に関する調査研究だ。いつもより少し滞在期間を延ばし、腰を据えて調査に取り組んだ。それと共に、たまに日本を離れることを幸いに、少し自分のスタンスを俯瞰的に見つめ直す…
2009年03月03日:内なる対話と再生産
  教師と生徒の関係について興味深い記述に出会った。 「教師が自らの仕事に専心するならば、教師はマネされることを目的とはしないロールモデルである。教師の与えられるものと言えば、およそ次のものである。1,話をすることによって、教師は自分の専門のある側面に関して、生徒の関心を向かわせ、生徒にとってそれまで馴染みが無かった問題への関心を引き出す。2,教師は生徒と教師の持つ知識を共有することによ…